想像以上に過酷!?フリーランスの実態を暴露

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フリーランスって、なんだかかっこいいイメージがありませんか?
ネットなどを見ていると、自分の腕一つで価値を生み出し、自由な生き方をしている人がよく目に留まりますよね。

僕もサラリーマンとして働いていながら、実は少なからずフリーランスへの憧れがありました。
組織に縛られることなく、自分の力でお金を稼いでいける、そんな姿がとてもかっこよく映ったのです。

そして実際にフリーランスとなった今、現実はどうだったのか?
今回は実際にサラリーマンからフリーランスになった僕だから伝えられる、フリーランスの理想と現実について詳しく書いていきたいと思います。

この記事が、これからフリーランスになりたい、フリーランスに興味があるという方に届いてくれると嬉しいです。

この記事はこんな方へおすすめ!
  • フリーランスに興味がある
  • いつか会社を辞めて独立したい
  • フリーランスの実態について知りたい
目次

フリーランスの定義

そもそもフリーランスっていうけど、具体的にどんな人のことをフリーランスって呼ぶの?
そう思った方も多いのではないでしょうか。

フリーランスの定義を調べてみると、

特定の企業団体に所属したり、特定の組織の活動に専従したりしておらず、したがって雇用契約や労働契約の関係を結んで労働力を提供するのではなく、業務委託などにより自らの技能をサービスや成果物を通じて提供することによって生活する、社会的に独立したライフスタイルの個人事業主を指す総称である[1]

Wikipedia

なるほど特定の企業や団体に属さない、独立した個人事業主のことをフリーランスと呼ぶのですね。
ここではさらに定義を狭め、顧客から仕事を個人で請け負う業務形態をフリーランスとしたいと思います。
請負とブロガーなどの発信者ではまた性質が異なる部分が出てくると思いますので、ブロガーのお話についてはまた別の機会に。

ちなみにフリーランスの語源は、中世の未契約(Free)の傭兵騎士(Lance)から来てるそうですよ。
語源からしてかっこいいですよね。

ではそのフリーランスの実態はどうなのでしょうか?
次章からフリーランスの疑問について、一つずつご紹介していきます。

ここでは請負の個人事業主のことをフリーランスと定義しています!

ギモン1 フリーランスは時間に縛られない?

フリーランスって、就業規則や社内規定がないから、朝は何時に起きてもいいし、働きたい時に働けば良いんじゃないの?

寝坊しても会社に出なくても怒られないからこそ、常に自分を律する必要がある。

朝が苦手な人にとって、毎朝の出勤ほど憂鬱な時間はないですよね。
僕もサラリーマン時代はとにかく朝が苦手で、目が覚めてから職場に行くまでの間が1日の中でも最もストレスのかかる時間でした。

だったらフリーランスになれば、好きな時に起きて好きな時間に仕事ができるから理想的じゃん!と思いますよね。
実際、フリーランスになると朝は何時に起きても良いし、仕事をしてもしなくても誰からも叱られないので、かなりの自由があると言えます。

ただ、自由というのは良いことばかりではありません。

誰からも叱られないということは、自分のことは常に自分自身で律する必要があるということです。
単純に起きたい時に起きるような生活をしていると、睡眠時間をとりすぎて体がだるくなったり、1日の貴重な時間を寝過ごしてしまったりと、生活に悪影響を及ぼすことが多々あります。

そのため、フリーランスは(全員が全員ではありませんが)ある程度何時に起きるということを決めて、この時間には活動を開始するといった、自己管理能力が必須となります。

自由であるということは、裏を返せば全責任が自分自身に降りかかってくるということなので、朝早く起きるか昼起きるかも自分次第、働くもサボるも自分次第。

もちろん働かないと収入は増えないですし、健康管理は自分以外誰もしてくれません。

一概に自由が良いということではなく、自由が合っている人、ルールがあった方が合っている人それぞれがいます。
今サラリーマンの方であっても、毎日朝活をするとか筋トレをするといったマイルールを守れる方は、フリーランスになっても自分を律し続けられると思います。

寝坊しても叱られない分、自分自身での管理が超重要!

ギモン2 フリーランスはストレスが少ない?

フリーランスって上司や後輩がいないし、ストレスもほとんどかからないんじゃない?

フリーランスならではのストレス要因が多々ある。

フリーランスは個人事業主のため、上司から指示されることも後輩から生意気を言われることもありません。
しかし、フリーランスには上司に代わりお客様が指示出し役となります。

上司とお客様とでは明確に立場が異なるのですが、体感として大きく違う点で言うと、こちらがミスをした際、上司であれば丁寧に叱ってくれることがほとんどですが、お客様の場合、その場で取引を打ち切られる可能性が高いことです。

その上こちらの何が悪かったのか、丁寧に説明してくれるお客様は稀ですので、最悪の場合、自分のミスにすら気が付かないまま契約を打ち切られる可能性すらあります。

そうなってしまっては自分の成長の機会を逃すことになり、自分自身で価値を生み出すフリーランスにとっては致命的な痛手となります。

私自身、サラリーマン時代は毎日のように上司に叱られていましたが、独立後は人から叱られるようなことは一切なくなった代わりに、クライアントから何も告げられず連絡が来なくなる、といったことが多々ありました。

なぜ連絡が来なくなったか、自分なりの仮説を立てて改善を続けないと、サラリーマン時代のように自分の悪いところを気づかせてくれる人はいないため、そういった意味では上司の存在はありがたいのかもしれませんね。

また、フリーランスの収入は全て自分次第なので、サラリーマンのように給与や保証がほとんどありません。
したがって人によっては、勤め先で叱られる以上のストレスを感じてしまうこともあるでしょう。
収入が思うように伸びないと生活していけなくなるので、そういった危機感と常に隣り合わせなのもフリーランスの特徴と言えます。

様々なストレス要因がある分、自由でいられるのがフリーランス!

ギモン3 フリーランスの休みの取り方は?

フリーランスって、休みはどんな風に取ってるの?

そもそもフリーランスは休みの定義が曖昧。

サラリーマンには労働基準法があり、一般的な会社であれば勤務時間と休日が設けられているかと思います。
しかしフリーランスは、働けば働くほど収入がもらえる仕組みのため、休むか休まないかは基本的に自分次第となり、休みの定義も人それぞれとなります。

また、休むとしても丸一日休むのか、数時間だけ休むのかは人によって異なります。
私自身の話で言えば、基本的に一日中OFFにすることは滅多にありません。
一日の流れで言うと、午前中に仕事を進めて、午後からお出かけするなどといったケースが多いです。
また家族と出かける日であっても、頭の片隅では常に仕事のことを考えており、完全に休みの時間かと言えばそうでないことも多々あります。

事業主になると言うことは、自分が持つ時間の全てが収益を生み出す資源となるため、どこまで事業を伸ばしていくのかによって、時間の使い方、休みの取り方は様々です。

私の知り合いのフリーランスの方は、休まず仕事をし続けることが癖になっているため、今では週休3日制と言う自分ルールを設けているとのことでした。

サラリーマンの頃は常識だったことでも、フリーランスになると全く違うルールなので最初は戸惑いもあるかもしれません。

色々経験していく中で、自分の働き方の温度感が掴めてくると、次第に仕事との付き合いが上手くなっていくのだと思います。

フリーランスは好きなことを仕事にしている人も多いので、そもそも休みが要らない人も!

ギモン4 フリーランスの収入は?

フリーランスってぶっちゃけサラリーマンより稼げるの?

収入は青天井。ただし稼ぐには努力と工夫が必要。

サラリーマンであれば毎月ある程度の水準が決められた給与を頂くところが多いですが、フリーランスの場合はこなした仕事の分だけ報酬を頂ける仕組みとなっています。

そのため、稼げるかどうかはいかに自分が顧客に対して価値提供ができるかによって決まります。

フリーランスも業種業態によっては、顧客の都合で全く案件を頂けない場合があったりと、なかなか毎月の収入が安定しないことも多いです。

裏を返せば、収入の不安定さがあるからこそ、月によってはサラリーマンより多くの金額を稼ぐことも可能となっています。

そしてフリーランスが収入を伸ばしていくためには、努力と工夫が不可欠です。

作業を効率化したり、単価交渉で時給を引き上げたりと、このあたりは詳しく書き出すと長くなるため、また別の記事にまとめようと思います。

収入が青天井とは言いつつ、一人でやるには限界もアリ・・・

ギモン5 フリーランスの生活水準は?

フリーランスの生活水準ってサラリーマンと比べるとどうなの?

これも人によるものの、全体的にはサラリーマンより豊かに感じる人が多いかも。

フリーランスの生活水準は、当然ながらその人がどこまで稼いでいるかによって変わってきます。
しかし、個人事業主であるフリーランスは、ある程度の出費を経費として計上できるため、手取り額面は同額であっても全体的な可処分所得はサラリーマンより多い傾向にあると言えます。

サラリーマンは給与が支払われる前に、源泉徴収という形で先に所得税を納めることになりますが、個人事業主は経費を差し引いた後の金額に対して税金をかける形になります。

このルールの違いが、使用できる金額に大きな違いをもたらしています。

いくら家賃を支払っても所得税が安くなることはないサラリーマンと、事業に使用した分だけの家賃を経費に落とすことができる個人事業主では、個人事業主の方が税制的に優遇されていると言えますね。

収入が同額で比較した場合、フリーランスの方が生活水準は高い傾向にある!

まとめ

ここまでサラリーマンとフリーランスの違いについてまとめてきました。
様々な要素において、フリーランスの方が自由度が高く、様々な様態があることがお分かりいただけたかと思います。
しかし、フリーランスの道は誰にでもオススメできるものではありません。

私自身も、独立してから自由=責任の重みをひしひしと感じています。
自分視点から見る社会のルールが大きく変わるため、これまでサラリーマンとして結果を出していた人でも、フリーランスとしては成果を出せずに結局サラリーマンに戻る方も多くいます。

そんな楽ではないフリーランスですが、もし今迷っている方がいれば、恐れず飛び込んでみてもいいかもしれません。

人生の解像度が飛躍的に上がりますし、何より自由というのは楽しいです。

最悪合わなかった場合は、また再就職してしまえばいいだけです。
退職するリスクをあまり取れない方は、副業として小さく事業を始めてみることをオススメします。
僕もサラリーマン時代はプログラミング、ブログ、せどり、動画編集と色々触ってみて、ある程度稼ぐ流れを抑えてから独立したため、不安は最小限にすることができました。

自分にはどの副業が合うのかわからないという方は、順番に試してみてもいいかもしれません。
いきなり大きな費用をかけるのではなく、小さく試してみる程度であればリスクはないですし、合わなかったら撤退するのも容易です。

終身雇用が保障されない時代だからこそ、自分の手でもお金を稼げる手段は身につけておきたいですね。

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